<全国地方新聞社地元就職推進協議会メールマガジン≪23号≫>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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本日のテーマ:今だからこそできること  

 2020年1月、中国武漢で拡大したコロナウイルスは世界各国に拡散し、感染者は連日増加の一途をたどっています。日本国内においても感染者の増加が続いており、経済活動などへの影響が色濃く出始めていますが、就職活動も例外ではありません。選考活動においても説明会や面接、インターンシップを中止・延期を決定する企業が出始めています。その一影響を受け、感染対策としてインターネット上でオンライン説明会やオンライン面接(WEB説明会やWEB面接)を実施する企業が増えています。3月1日の大手就職ナビサイトのWEB合同企業説明会では参加企業が256社と増え、学生の予約数は昨年の2.5倍の約65,000人となっています。このように従来の就職活動とは異なる事態ではありますが慌てることなく、いまいちど今だからこそできる3つのことを整理して万全の準備をしていきましょう。

まず一つ目、何よりも優先しなければいけないのは「自身の体調管理」です。もし、就職活動が本格化した際にコロナウイルスに感染した場合、数週間の休養を余儀なくされる可能性があります。基本的な予防活動はもちろん、不特定多数の人が集まる場所はなるべく避けるなど、体調管理に留意しましょう。

二つ目は「選考対策」です。一部の企業は感染対策を十分した上で例年と変わらない説明会や選考を行っている話も聞きますが、多くの企業が上記のようなオンライン、WEBへの切り替えを行っているため企業とのリアルな接点が減る可能性は高いと言えます。リアルな接点が減るということは、インターネットや書籍などから得られにくい貴重な情報を収集しづらくなってしまうことに繋がります。人柄や雰囲気、社風といった言葉にするのが難しい情報や質問してこそ分かるような話しにくい情報が取りにくいことを前提に、今できる情報収集・企業研究に取り組んでいきましょう。また、今回の説明会や選考の延期、中止から焦りを感じるかもしれませんが、これまでの準備を見直す絶好の機会ともいえます。自己分析や履歴書、エントリーシートなども再度確認し納得度、完成度を高めていきましょう。

  • オンライン説明会での情報収集

オンライン説明会では既存動画視聴型とLIVE配信型の2タイプがあります。前者は事前に撮影を行っているため、スケジュールに縛られることなく自由に視聴可能な一方でその場ですぐに質問しづらい点が挙げられます。後者はリアルタイムに視聴可能で質問もタイムリーにできる一方でその時間帯は拘束されるのでスケジュールの調整が必要な点が挙げられます。また、後者は注意点としてLIVE配信の参加不参加を一種の足切りとして見る可能性も一部あるので時間を守って臨み、コメントを残す際も本名以外であればモラルのある名前を使うよう意識しましょう。その上で、ただ参加することで満足するのではなく参加することで何が知りたいのかの目的を忘れず、視聴し終わった後は分かったこと、分からなかったこと、気になったことなどと情報を整理してから更に情報を調べていくと企業理解も更に進むでしょう。

  • ネットワークを活かす

学内のキャリアセンターやOBOG、また学外の知人や先輩などから話を聞いたり、相談することも企業理解はもちろん自己分析を進める一つの有効な対策です。履歴書やエントリーシートも客観的に読んで添削してもらうことで、自分では気がつかない改善点や更に魅力的な文章にするためのポイントも見つかることもあります。周りの方々の力を頼る、借りることも忘れないでください。

最後は、「動画選考対策」です。今回の状況を鑑み、企業側ではオンライン面接(WEB面接)への切り替えを実施している数が増えてきています。まず、なぜ企業側は動画選考を行うのかから整理して考えてみましょう。理想を言えば志望者全員と会って話をしたいというのが本音でしょうが、膨大な人数の応募者に対して面接のスケジュールを調整したり、遠方在住の学生に交通費と時間をかけて来社してもらうのは物理的にもコスト的にも現実的ではありません。とはいえ、実際に会って話をする面接を通じて本人から得られる情報も非常に多く、エントリーシートから受ける印象とは違うケースも珍しくありません。どんな表情か、清潔感のある身なりか、話し方から熱意が感じられるか、書面だけでは読み取ることが難しい情報を企業は動画選考を行うことで得ています。学生側も話し方や仕草、身なりといった面もポイントを押さえつつ、書面だけでは伝わらない自分の魅力を伝えるつもりで臨みましょう。

  • 服装/髪型

服装自由の記載がない場合はスーツ着用が好ましいでしょう。服装を含めて個性的なPRを期待している記述があれば、部活やアルバイトなどのユニフォームを着用して披露することも一つです。髪型については面接時同様に清潔感を意識し、顔、表情も相手によく見えるように臨みましょう。

  • 撮影場所

周囲に人がいたり、雑音が入ったりしない静かな場所で撮影しましょう。背景は余計なものが映り込まない壁など明るい場所が良いでしょう。暗い場所だと、自身の顔や表情も暗く映ってしまいマイナスの印象を与えかねません。カメラの位置は自分の目の高さと同じくらいで動かないように固定しておきましょう。また、撮影中は着信を避けるために機内モードの設定をオススメします。

  • 話し方

表情は笑顔で、ゆっくりと大きな声でカメラの向こうに相手がいると思って伝えましょう。話すスピードや声のトーン、声量は自分のイメージと実際で異なることもあるので、一度自分で撮影して確認してから本番をむかえましょう。話す内容は何を相手に一番伝えたいのかを意識して、簡潔に分かりやすくを意識すると良いでしょう。

自身の体調にはくれぐれも気をつけて、1日1日大切に納得できる就職活動にしていきましょう。

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■執筆:椎名勇太(しいなゆうた)採用コンサルタント・講師

大学卒業後、大手日用品メーカーに入社。全国の病院・施設にコンサルティング営業する傍ら新卒採用業務にも携わる。2015年同社世界大会にて社長賞を受賞。その後、未来を担う若者を応援したいと独立。現在は就職活動・キャリア・採用の3つの支援をテーマに全国の高校・大学・企業で活動。

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